保護国

一般的でかつ最も重要な特許の補償範囲の落とし穴を克服する

発明が保護されている国を、すべて正確に知ることが困難な場合があります。文書を全く公開しない国があるため、公開資料を細かく調べたとしても、十分からは程遠いと言えるでしょう。例えば、フランス、イギリス、イタリア、スウェーデン、ベルギー、ルクセンブルグ、オランダなどの主要国では、欧州ルート(EP)の特許を公開することはありません。ドイツもこの方法を採用しつつあります。

そのため、欧州各国のリーガルステータス情報を調べ、それらの国で実際に特許が保護されているかどうかを確認する必要があります。それは骨の折れるプロセスであり、多くの時間がかかって効率的ではありません。

発明が保護されている国が一目瞭然

Questelはそのためにhigh value-added(高付加価値)フィールドを作り、生きている特許ファミリーについて、特許権が審理中または付与済みの国のリストをat a glance(一目で)見られるようにしました。このフィールドは「Protected countries」(保護国)と呼ばれ、preview(プレビュー)とbiblio(ビブリオ)タブから利用できます。

上の例を見ると、実際は次の国々で発明が完全に保護されているにもかかわらず、公開リストの中には見当たりません。

新しい「Protected Countries」(保護国)フィールドは、この重要な情報を即座に提供してくれます。また、それぞれの国の旗にマウスを置くと、その国での特許権に関連した特許番号のリストが表示されます。国際特許および欧州特許、あるいは複数の国際特許が同じ国をカバーしている場合は、いくつかの特許番号が1つの国に表示されます。

Protected Countries(保護国)フィールドは、デフォルトでBiblio(ビブリオ)タブから利用できます。

Protected Countries(保護国)フィールドは、Preview(プレビュー)タブにも表示できます。選択するには、Edit Preview(プレビューの編集)ボタンを使用して、このフィールドを、表示するフィールドのリストに追加します。

偏ることなく自社の市場を分析

Orbit Intelligenceはまた、保護国ごとに分析することも可能にします。

保護国ごとに分析するには、Recommended visualizations(推奨するビジュアル表示)メニューから「Market & competitors location」(市場&競合他社の場所)グラフを選択するか、Settings(設定)メニューからフィールドを選択します。